節目でお祝いをする長寿祝い。それぞれお祝いをするのには意味があります。
60歳の還暦は、十二支が一巡してもとの干支に戻ることを祝うものです。「還暦」は長寿を祝う最初の祝い事、大切な節目に喜んでいただけるお祝いにしたいですね。
お誕生日や成人式などは、お祝いをする時期がはっきりしているのに対し、還暦祝いは、お誕生日やお正月、お盆や敬老の日など、お祝いをする時期が様々です。厳密に還暦祝いをする時期は決まっていないので、お祝いする側が決めることが多くなってきています。還暦をお祝いするタイミングは、元々は数え年で61歳になった時とされていましたが、最近では満60歳になるお誕生日に行うことが増えています。最もお誕生日が分かりやすいのですが、都合が合わず、お誕生日にお祝いできないという事もあると思います。お正月やお盆など、親戚が集まりやすい時期または、日程を気にせず家族がみんなで集まれる日にお祝いをしてあげましょう。
最も分かりやすいお祝いのタイミングは、お誕生日です。本来、還暦祝いは数え年で行っていたものですが、数え年は現代の人には今一つピンとこないですよね。現在は、満60歳の誕生日に還暦のお祝いをするのが一般的になってきているようです。数少ない大型連休である5月のゴールデンウィークにも還暦祝いを行うことが増えてきています。人が集まりやすく、連休も長いので旅行などの日程も組みやすいのが特徴です。特に人気の温泉旅行などはある程度日程を合わせる必要があるため、ゴールデンウィークは最適といえるでしょう。ただし、ゴールデンウィークは予約が取りづらい可能性が高いです。余裕を持って1年程前から計画を立て始め、早めの予約が必要です。
お誕生日にお祝いをする場合は、60歳のお誕生日のプレゼントとして還暦祝いを贈ると喜んでもらえるはずです。また、お誕生日以外の日であれば、前もって計画したお祝い会で還暦祝いを贈るのがいいでしょう。職場の方には、お誕生日に贈ることが一般的です。
還暦祝いの相場は気になるところですよね。実際には、全体で5,000円~30,000円でお祝いを選ぶことが多いようです。贈る相手によって異なり、一般的には、両親には10,000円~50,000円前後、兄弟姉妹や親戚の場合は、5,000円~20,000円前後、親しい友人や知人の場合は5,000円~10,000円前後であることが多くなっているようです。
実の両親と義理の両親、叔父や叔母など、関係性が同じ場合は、あとで争いの種にならないように金額をそろえるのが一般的です。また、兄弟姉妹でお金を出し合って、夫婦旅行など豪華なプレゼントを贈る方法もあります。
還暦祝いは、赤ちゃんに還るという意味で「還暦」という呼び名になりました。還暦祝いは、赤ちゃんに還るという意味と赤は魔除けの色ということから、赤いものを家族や親戚が贈り、ますます元気に過ごせますようにと願う風習がありました。そのため「赤いちゃんちゃんこ」が慣わしだったのですが、あまり実用性が無いので現在では普段の生活にも使える赤色のプレゼントを選ぶ方が多いです。還暦のプレゼントには「避けるべき」とされているタブーのものもあります。縁起や言い伝えを大切にする方も多いため、下記のようなタブーをあらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
<お茶> お茶好きな方が多いため、ついつい選びがちですが、お茶は香典返しによく使われることから還暦のお祝いでは好まれません。
<花> 花はいつか枯れてしまうのでプリザーブドフラワーや鉢植えが還暦祝い向きのプレゼントとなります。花の種類によっては縁起が悪いとされる花もあるので調べてから選びましょう
<老眼鏡> 「老い」を連想させるため、「老眼鏡」は避けた方がいいです。本人が希望する場合であっても還暦祝いでない別の機会にプレゼントするのが無難です。
<時計・鞄> 「勤勉さ」というイメージが時計や鞄にはあるため、目上の人に対する贈り物としては適していないとされています。
<くし> 「苦」と「死」の語呂が悪いため、タブーとされています。お祝いの贈り物には9や4が入らない贈り物を選ぶようにしましょう。
<履物> 靴下や靴などの履物には、「相手を足で踏みつける」という意味があるため、還暦のお祝いには適していません。また、靴下や下着など漢字で下が付くものは見下すという意味になるので目上の方への贈り物にはふさわしくありません。
のしにも決まりがあります。長寿のお祝いは、何度巡ってきてもいい慶事なので、水引は紅白の蝶結びの物を選びましょう。のしをつけ、表書きには、「祝 還暦」「寿 還暦」「還暦御祝」などとするのが一般的です。下には贈る人の名前を書きますが、子供や孫一同からのプレゼントの場合は「子供一同」「孫一同」としてもかまいません。
メッセージカードをお付けできます。ご希望の場合は、ご注文の際に備考欄にてご指示ください。
「還暦おめでとうございます。 いつも明るいお父さんの笑顔に元気をもらっています。これからも、ますます元気で夫婦仲良く長生きしてください」
「還暦おめでとうございます。 いつも元気な笑顔で周りを明るくしてくれるお母さんが大好きです。生まれ変わりの年とされる還暦を迎えて、今まで大変だった分、今後は自分の時間も大切にゆっくりしてくださいね。」
「おじいちゃん還暦おめでとうございます。健康第一でいつまでも元気で長生きしてね」
「いつもやさしいおばあちゃん、還暦おめでとうございます。家が遠くてなかなか会えないけど、また遊びにいくね。これからも元気でいてね」
種類:紅白蝶結び
表書き:祝 還暦、寿 還暦、還暦御祝 など
名入:贈り主の名前
メッセージカードをお付けできます。ご希望の場合は、ご注文の際に備考欄にてご指示ください。
手提げ袋をお付けできます。ご希望の場合は、こちらからお選びください。
60歳の還暦は、十二支が一巡してもとの干支に戻ることを祝うものです。「還暦」は長寿を祝う最初の祝い事、大切な節目に喜んでいただけるお祝いにしたいですね。