東京から東北新幹線に乗って約2時間で到着する岩手県は、古くは東北地方の政治拠点として栄え、中尊寺やその近くにある毛越寺など、歴史ある建物が多く残されています。また自然が豊かであり、誰もが一度は聞いたことのあるリアス式海岸や、NHKドラマ「あまちゃん」の舞台として有名になった小袖海岸、全国でも有数な鍾乳洞を持つ龍泉洞など、海・山を問わずたくさんの自然・景色を見ることができます。
そんな岩手でたくさんある観光スポットから、絶対に行ったほうがいい外せないおすすめの観光スポットをご紹介します!
宮古市浄土ヶ浜にある「八戸穴」は、別名「陸中海岸の青の洞窟」との異名をとる、海の中にある洞窟です。その昔、この穴に入っていった犬が数年後に八戸で見つかったことから、この穴は八戸まで通じているといわれ八戸穴と呼ばれるようになったとか。穴の入り口から差し込む太陽の光が、透明で透き通った海水に差し込むと青く光るため、青の洞窟とも呼ばれています。さっぱ船遊覧に乗ると、青の洞窟だけでなく賽の河原や千畳敷、屏風岩などの観光名所を巡ってくれます。
秋田県と岩手県にまたがる高原台地。八幡平は東北有数の温泉地帯であり、たくさんの自然を残す観光名所になっています。冬には全国からのスキー客で賑わう安比高原や八幡平の樹氷、春になると残雪の中を走っていく八幡平アスピーテライン、夏には溶岩の流れた岩石地帯の焼走りや黒谷地湿原などをウォーキング、秋には八幡平樹海ラインの紅葉など、様々な美しい光景が広がります。
平泉にある世界文化遺産「中尊寺」。その昔、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、その後、奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な堂塔の造営が行われました。
前九年・後三年合戦で亡くなった者たちを慰めるために仏国土を作ろうしたことが始まりです。
その中には、全国的に有名な「金色堂」も含まれており、たくさんの文化遺産が作られたのです。また、弁慶伝説で有名な源義経が最期を過ごした場所でもあり、たくさんの歴史に触れることができます。
日本民俗学の発展に大きな役割を果たすことになった「遠野物語」。その元になった様々な民間信仰や異聞怪談が多く語り継がれている遠野地方にあるカッパ淵です。その昔、多くのカッパが住み人々を驚かしいたずらしたといわれています。今でもカッパが出るといわれており、そのカッパ淵でのカッパ釣りが大人気です。カッパ捕獲許可証を購入し、きゅうりでカッパを釣りながら川で涼むのもよさそうです。
栗駒山から一関市内へ流れる磐井川の浸食によってできた、天然記念物「厳美渓」。その自然美に魅せられて全国各地から来訪者が訪れる人気スポットです。かの仙台藩主・伊達政宗公は、「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と賛美の言葉を残したと伝わります。四季によってさまざまな顔を見せる厳美渓はいつ行っても大変すばらしいですが、やはり紅葉の季節が一番の人気です。また、川をまたいで籠にいれて届けられる「空飛ぶかっこうだんご」は、その特異さとおいしさから大変人気です。
陸前高田市の高田松原跡地に立つ、木のモニュメント「奇跡の一本松」。2011年3月11日に、東日本の太平洋側を襲い甚大な被害を出した三陸大津波に襲われる中、唯一立ったまま残った木を震災からの復興を象徴するモニュメントとして残そうと保存処理をされました。岩手県にはほかにも東日本大震災によって破壊された痕跡を残していく震災遺構があります。
岩手に観光しにきたけども、どこも人がいて外に出るのが怖い…なんていうことはありませんか?コロナ禍の昨今ですから、観光はしたいけど人混みは避けたいという方も多いのでは?だからこそ、岩手の穴場スポットに行ってみませんか?もしかしたら定番の観光スポットよりも面白いかもしれませんよ!こんな時だからこそ行きたい!岩手の穴場スポットをご紹介します。
盛岡城は、三戸から不来方(こずかた)の地に居城の移転を決定した南部信直が、慶長2(1597)年に嫡子利直を総奉行として築城を始めたと伝えられています。別名「不来方(こずかた)城」とも呼ばれます。春には「桜まつり」も開かれ、訪れた人を楽しませています。
牧場といえば小岩井農場が一番有名ですが、こちらの牧場もなかなか楽しめる施設がたくさんあります。釣り堀施設や無料の大規模迷路、ドッグランやゆったりとした時間の中で楽しめるカフェなど盛りだくさんです。また、充実したキャンプ施設や期間限定ですが安比高原スキー場のゴンドラにのって、前森山の山頂に上りブナの二次林や岩手の大パノラマを楽しむことができます。
八幡平市にある高さ15メートルから流れ落ちる滝です。岩手の人にもあまり知られていない穴場中の穴場スポット。滝に隣接する崖に食い込むような形で存在する桜松神社は、歴史も深くたくさんの修行僧が修行していたといわれています。神秘的な空間に包まれてマイナスイオンをたくさん浴びることのできるスポットです。
平泉にある達谷窟毘沙門堂は、坂上田村麻呂が征夷の記念に毘沙門天を祀った岩窟です。岩に掘られた大仏や、ここでいただける護符「牛玉寳印」は最強の護符として有名です。御堂の床下は、“祖先の霊魂があの世から帰りて集う”などの聖なる場所とされ、現在では人の立ち入りが許されない禁足地になっています。
久慈市にある琥珀の博物館は、国内唯一の琥珀専門博物館です。久慈産の琥珀は中生代白亜紀後期という恐竜時代ど真ん中に属し、石の中で固められた大昔の生き物を見ることができます。また、久慈琥珀を使ったアクセサリーや印鑑、時計などを購入することができます。
岩手には子供と一緒に楽しめるスポットがいくつもあります。のんびりと過ごせる場所や親子で楽しめる施設など盛りだくさん。そのなかでも人気のお出かけスポットをご紹介します。
岩手といえば「小岩井農場」といわれるほど全国的に有名な農場です。こちらではたくさんの動物と触れ合うことができたり、エサやりやバター作りなどが体験できます。お腹がすいたら農場内にある焼き肉レストランで、小岩井牛の食べ比べやジンギスカンなどを楽しむことができます。
宮古市にある「浄土ヶ浜海水浴場」は、日本のかおり百選に選定された名勝地で海水浴ができる数少ない海水浴場です。浄土ヶ浜は天保年間(1681~1683)に宮古山常安寺七世の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名づけられました。岩に囲まれた海水浴場なので、波も静かで驚くほどの透明な海水は見ているだけでも癒されます。
県北の洋野町にある「種市海浜公園」は、きれいな砂浜と穏やかな波の海水浴場や、キャンプ場・BBQ場などがあり、一日を通して親子で楽しめるスポットです。また、「三陸ジオパーク」に登録されていて、「窓岩」「種市層カキ化石産地」などがあり、自然が作り出した芸術に触れることができます。
岩手には、海の幸はもちろん昔ながらの銘菓やスイーツがたくさんあります。特に岩手や青森に昔から愛されている「南部せんべい」は、岩手旅行のお土産として大人気です。(南部せんべいとは?) その中でも、岩手に来たら絶対に買うべき・食べるべき素敵な商品をご紹介します!
【岩手のおすすめお土産8選!これを選べば間違いなし!】岩手へ来たら絶対に行きたい特選スポットをご紹介しました。ここで紹介した以外にも、自然の美しさや歴史を楽しめるスポットがたくさんあります。また、夏や冬ではまったく違う顔を見せる観光スポットもあり、いつきても新鮮な気持ちで楽しめること間違いなしです。ぜひ、岩手にまだ来たことがない方は来てみませんか?